直感

「これは心電図を取るべきだ」──新人看護師が“直感”で見抜いた狭心症の兆候

あなたは、自分の直感を
大切にしていますか?

なんとなく「いやな予感がする」
言葉では説明できないけど
「今、動いたほうがいい気がする」

──そんな感覚を、
信じて
行動にうつしたことはありますか?

今日は、
私が看護師をしていた頃に経験した、

小さな違和感が、
大きな気づきへとつながった
お話をしたいと思います。

それは、私が
看護師2年目のときのことでした。

夜間の巡視をしているとき、
ある患者さんが
「胸(胸骨の上部)が少し痛い」
と訴えてこられました。

その方は肺がんの治療中で、
これまでにも同じような訴えがありましたが、
担当していた他の看護師たちは
「がんの影響だろう」と判断し、
経過観察が続いていました。

でも──

その日、私はなぜか
どうしても気になったのです。

「これはただの痛みじゃない気がする…」

私はリーダー看護師に相談し、
「心電図を取りませんか?」
と何度も言いました。

当時の私はまだ2年目で、
もちろん経験も浅く、
心臓の専門ではありませんでした。

でも、その感覚に従って、
私は動いていました。

最初は懐疑的だった先輩も、
私の訴えに「そうかもしれない」と感じたのか、
医師に連絡を入れてくれて──

結果、その患者さんには
狭心症の兆候が見つかり、
すぐに緊急のカテーテル検査が
行われることになりました。

あのとき検査をしていなければ、
心筋梗塞を起こしていたかもしれません。

私はそのとき、
自分の中の感覚を信じて
本当に良かったと思いました。

「なんとなく…」と思っても、
すぐに動くのはむずかしい。
そんなふうに感じるときがあっても、
自然なことです。

でも、
「なぜかわからないけど気になる」
という感覚は、

目を向けるべき、大切なメッセージ
かもしれません。

今は、そう思うようになりました。

直感は、誰の中にもあるものです。

ふと湧いた違和感。
小さな気づき。
それは、
あなたの内なる声が
静かに教えてくれている
のかもしれません。

あなたは、
自分の直感を信じていますか?

この問いに、

少しだけ耳をすませてみても
いいかもしれません。

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