スピリチュアリティは
決して特別な人だけのもの
ではなく、
すべての人に関わる
普遍的な概念
であることを
前回お話しました。
日本看護科学学会によれば、
スピリチュアリティとは
「人間の尊厳や
存在意義などを
表現するものであり、
人が、
その人にとっての
意味や価値、信念を
どのように捉え、
どう生きるかに
関連するもの」
と、定義されています。
つまり、
スピリチュアリティは
宗教や信仰に
限定されるもの
ではなく、
自分自身の生き方
や価値観、
他者や自然とのつながり、
人生の意味を見出す力など、
日常生活の中で
誰もが
経験する感覚なのです。
看護の現場でも、
患者さんの
スピリチュアルなニーズ
に応えることが
重要視されています。
病気や死に直面したとき、
人は自分の存在意義や
生きる意味を
問い直すことがあります。
そのようなとき、
スピリチュアリティへの理解は、
患者さんの心のケアに
欠かせない要素となります。
スピリチュアリティは、
目には見えないけれども、
確かに存在する
人間の内なる力です。
それを理解し、
大切にすることは、
より豊かで
意味のある
人生を送るための
鍵と
なるでしょう。